5月頭ごろ、日本でもネットで紹介された時には音楽家は飛び上がる気持ちで喜んだのではないでしょうか?
ドイツのオーケストラ、バンベルク交響楽団のメンバーとエラルゲンの流体力学の専門家、そしてフライブルク音楽大学の医療研究所による、演奏に伴う気流の乱れをセンサーと目視で調べる実験です。
どうやら管楽器の演奏時は咳をしたり大声で話したりするよりも穏やかな気流であるとのこと。
この実験結果を医療研究所に持ち帰ってさらに詰めていくので、続報を待て!ということで、続報どこだ?と探したところ、しっかりまとめられていました。
ドイツ語で。。
こんな日も来るだろうと大学でドイツ語(初級)履修しておいてよかった。辞書だけはある(あと、みんなの味方「Google先生」もいる)。コロナ禍が終わる頃にはふんわり訳が出せると思います。。
すみません。どなたかお得意な方がいらっしゃいましたら教えてください。。
そして、こちらはオーストリアのウィーンフィルによるエアロゾルの拡散範囲の実験。
国や国民に知ってもらうためのデータとして実験したそうです。
「エアロゾルを模した霧を鼻から吸い込んで上気道を満たし、演奏時の拡散の仕方を目に見える状態で観察しました。
平常時の呼吸の場合は鼻口の周りで最大50cmの霧の拡散がありました。弦楽器奏者などはこの範囲内です。
管楽器奏者のテストでは呼吸法に関わらず、鼻口と頭部の周りで同じくらいの拡散がありました。平常時に比べると霧には気流の渦ができました。楽器の開口部からはほとんど霧はみられません。
フルートに限り、楽器端の開口部より約75cmの霧の拡散が観察できました。
総合的にはオーケストラ奏者の呼気によるエアロゾルの拡散は80cmを超えることはないでしょう。」
と。そんなふうなことをおっしゃっています。
ドイツ語で。。
世界の主要なオーケストラの情報を見て回ったところ私が見つけることができたのはこの二つの実験です。
これらは演奏者のエアロゾル感染の防止策を考える基準と安全性の証明の一助となります。
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