音楽の役割

先日のコラムでもご紹介したように日本国内でも次々と生演奏を楽しんでもらうための取り組みが始まっています。

ガイドラインに従って安全な工夫を凝らしたり、どういう状況で感染機会が生まれるのか検証したり。

どんな形であれ皆さん思いは同じと感じています。

いつ終わりが来るかわからない非日常のルールに、音楽が身動きが取れなくなってしまわないように、絶えずからだを動かし続けないといけない。


中学生の頃聞いた、忘れられない恩師の言葉があります。

「長い歴史の中で、音楽を規制した国のほとんどが滅びている。」

今でこそ音楽は娯楽の要素が強いですが、つい数十年前までは士気を奮い立たせるため、力を見せるため、生死をかけた祈りのために演奏されていましたし、今でも音楽療法や自分の主張を表現する手段、大勢の人を団結または分断させる場面でも活用されます。

終戦後のラジオ体操の逸話は同じ音楽でも受け手によって全く違う印象を持つという代表的な例であり、戦後の復興を先導するようにラジオ体操が再び普及して今もしっかりと継承されているのは興味深いことです。


まれに「音楽の力」というのが本当に役立たずで、お腹が空いている人のお腹を満たすこともできないし、瓦礫の中から救出された人の泥を拭うこともできないと悲観したことが何度もありました。

でも、もし「今、音楽が欲しい」という人がいるなら私はできるだけいい音楽をどうにかして安心して楽しんでもらうことを考えていきたいと思います。

New Standards for Concert

コロナウイルス感染症の流行をきっかけに問われる、音楽の舞台公演の在り方を考えていくサイトです。

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