先日の予備実験中の楽屋での新たな疑問。
管楽器奏者には特に気になる歯磨きのことです。
今までは楽屋でゆっくりご飯を食べて落ち着いた後におしゃべりしながらゴシゴシ歯磨き。しっかりさっぱり口を勢いよく濯ぐという飛沫祭りを開催するのですが。
口はすっきりする代わりに洗面台や楽屋内を汚染していたということです。
果たしてこの洗面台に潜む感染リスクというのはどういうものなのでしょうか?
予備実験の最中、話の中では「歯磨きをした後、手洗いのついでに石鹸で洗面ボウルや蛇口を洗い、水で流してペーパータオルで拭き取るという、小学校で習った洗い方が良いのか」という仮定をしていましたが、実際はどうなのか調べてみました。
こちらは、手洗い後にペーパータオルで水滴を拭き取ると手指が再び汚染されるという実験のレポートです。実験に参加した人は全員医療関係者で、手洗いに関しても一般の人よりも意識を持って取り組む方々です。にもかかわらず、ペーパータオルを使った拭き取り方の僅かな拭き残しなどが再汚染につながっています。
つまり、にわかに口頭で伝達したくらいでは一般の私たちが徹底できる方法ではないということです。
もういっそ外出先ではなるべく歯磨きをしないように努めたら良いのでは?とも思うのですが。
歯磨きには虫歯予防という目的だけでなく、体に重大な影響をもたらす細菌を入り口で排除するという大きな役割があります。新型コロナウイルスで重症化しやすい状態にならないために歯磨きはいつものように継続すべきです。
とても可愛らしいイラストと共に提供されているこのチェックリストは学校での歯磨きに関するものです。「ブラッシング中は唇を閉じる」「歯磨きの時間が重ならないようにする」「口を濯ぐ水の量は10ml程度」「吐き出す時はなるべく低い位置で、紙コップに一度入れる」など歯磨き中になるべく飛沫の発生を抑制する工夫が示されています。
個人個人が思うままに清拭をすることを考えるより、このようになるべく汚さないように使い、適宜清拭した時は改めて手洗いをするという手順が今のところは安心できるのかもしれません。
0コメント